top of page
検索
執筆者の写真POSSESSED SHOE.CO

FVK 35TH TOUR 2022

POSSESSED SHOEのバックボーンで重要な要素の一つ、パンク、ハードコアパンクカルチャー。自分はスニーカーを作る上で”履きやすくて丈夫”なスケートシューズというコンセプトの他に、”どんなスタイルにも合わせられるスニーカー”という事も心掛けて靴作りをして来ました。普段着としては勿論、例えばライブハウスに集まるヘッズのスタイルやモッシュやダイブをするパンクス達がPOSSESSED SHOEを履いている姿を強くイメージしています。自分は色々なタイプの音楽が好きですが、特にハードコアパンクは長い間聴いて来た、最も馴染み深い音楽です。



自分は1980年代終わりにTHE SCUMBAG、DREAD YANKEESというハードコアパンクバンドの活動を経て、89年に横須賀で活動するFVKに参加しました。今ではジャンルレスが当たり前ですが、当時は様々なシーンやジャンルがクロスオーバーしていた時期で、ハードコアシーンも同様にバラエティに富んだ音楽性のバンドが登場し、皆積極的に個性を打ち出していました。FVKは、ワシントンDCのレジェンド、BAD BRAINSに多大な影響を受けつつも、軽快なオリジナルサウンドスタイルで当時、神奈川のシーンを牽引していました。FVKは現在も活動を続けるバンドで、今年結成35周年を迎えます。自分が加入し、当時活動を共にした、ベーシストのSWAD氏に数年前、再会した事がきっかけで今回の35周年記念企画が持ち上がりました。FVK 35thを記念して自分が参加した1989年に限定したスタジオ、ライブ(未発表)の音源を編集、リマスターしてCDを発売する事になり、12月にはレコ発ライブツアーも開催する事になりました。



CDは日本のパンク、ハードコアの名門レーベル"BREAKE THE RECORDS" https://btrshop.thebase.in より発売していただきました。



ジャケットのイラストはHIROTTON、レイアウトはan ideal for livingにお願いしました。


レコ発ライブツアーは昨年開催された、ROCKY & The SWEDENのツアー先会場の岐阜ANTSで、たまたまR&Sのサポートドライバーとして参加したSWAD氏と、岐阜スケーターの取材をする為に、現地に滞在していた自分が、ライブの打ち上げでこの周年企画について話をしていた所、居合わせたDUB 4 REASONのMaster K氏が話に興味を示し、期間限定でSTAB 4 REASON(DUB 4 REASONの前身ハードコアバンド)を復活させ、ライブに参加してくれるというスペシャルな話になり盛り上がりました。勿論、岐阜のライブはMaster K氏が経営する柳ヶ瀬ANTSで開催する事に決まりました。そこに岐阜のスケート仲間である、SKULL SKATES JAPANの大野さん、SIXTY SIXXのNOROくんが共演と共同企画で加わり、いかにも岐阜らしいハードコアバンドのラインナップとスケート色が感じられるライブになりそうです。その後、取材の為、大阪を訪れた際にDIYパンクマスター”シガちゃん”にFVK 35周年の話をした所、「FVK好きなんだよね。大阪は自分がライブ組むで!」と何とも嬉しいお言葉を掛けていただき、大阪心斎橋CLUB STOMPでの抹殺ギグ出演が決定しました。岐阜はNOROくん、大阪はシガちゃんがフライヤーを作ってくれるのでそちらもかなり楽しみです。



岐阜・柳ヶ瀬ANTS

SKULL SKATES, SIXTX SIX, POSSESSED SHOE presents

柳ヶ瀬アンツ11周年 "根搦ギグ"


17:30 OPEN 18:00 START ADV:3000JPY DAY:3500JPY (+D)


INFO : 柳ヶ瀬ANTS http://www.ants69.com


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


12/18(SUN)

心斎橋CLUB STOMP

"MASSATSU GIG"

17:30 OPEN 18:00 START

DAY:2500JPY (+D)


INFO : @massatsu



FVKのホーム、神奈川でのライブはSCUMBAG時代からの付き合いで、面白そうな事には本気で付き合ってくれるROCKY & The SWEDEN、FUUDOBRAINのTAKESHI SWEDENの支援で豪華な対バンで開催出来る事になりました。ROCKY & The SWEDEN、STAB 4 REASONの出演に加え、SxOxBとチャッカーズの対バンは他では絶対ありません。チャッカーズはしっかり1時間のセットで演奏してくれるそうです。


そして、レコ発ライブの一発目は、都内東高円寺二万電圧にて日本クラストコアのパイオニア”ASBESTOS”の初代ボーカルKAN氏と、現ASBESTOSメンバーで、自分がFVKで活動していた同じ89年時のASBESTOSの曲を演奏するTHE FINAL SOLUTIONのライブに出演させてもらう事になりました。ASBESTOSはSCUMBAG時代にVA ”ENJOY YOUR YOTH WITH THIS HARD CORE SAMPLER”に一緒に収録されていた事や、当時レーベルを運営しD.O.N. D.O.N.というハードコアバンドで活動していた、吉川氏の口からASBESTOSの名前を頻繁に聞いていた事で非常に印象が深いです。自分のバンド活動時期に凄く好きで、お世話になっていたIDORAが共演というのも胸が熱くなる思いです。



12月11日(日) 横浜FAD


【チケット予約方法】

FUUDOBRAIN店頭 https://www.fuudobrain.com

【お問い合わせ】

F.A.D YOKOHAMA (14:00~23:00)045-663-3842


12月4日(日) 東高円寺二万電圧


【チケット】

FUUDOBRAIN店頭 https://www.fuudobrain.com

二万電圧 https://den-atsu.com

【お問い合わせ】

二万電圧 https://den-atsu.com



当時の事を思い起こしてみると、自分がFVKに参加したのは、30年以上前の事なので記憶が定かではありませんがSCUMBAGを解散した後、DREAD YANKEESで活動を試みていたのですが”KILLER EP”というFLEXをレコーディングした後、固定メンバーが見つからずにいた所に、FVKのドラマーNAOI氏に声を掛けられ、FVKに加入した覚えがあります。元々SCUMBAG時代にはFVKとは一緒にライブ活動をしていたし、何よりレコードレーベルの繋がりがありました。NAOI氏は横須賀のウォーターランドと言うレコードショップが運営していた、ADVENTURE FAMILY RECORDS(AFR)と言うインディペンデントレーベルに深く関わっていました。AFRは外国人が多く、海に近い神奈川の独特なシーン作りにも一役買っていたし、コアなファンもいました。SCUMBAGの初めての音源は先にも書いた、AFRから発売された、コンピレーションに収録された曲だったし、DREAD YANKEESが唯一リリースしたFLEXも、AFRの別レーベルLUV RECORDSからの発売でした。SCUMBAGの唯一のまとまった音源はFVKとのカップリング12’でした。(これはMCRから発売。)




自分は、1989年1年間しかFVKで活動しませんでしたが、89年の内に音源としてはコンピレーションへの参加と8インチEPをリリースしました。FVKのローカルエリア神奈川や、都内で頻繁にライブ活動もしていたし、関西ツアーも行った、活発に活動した1年でした。今回、発売された編集CDは、今書いた活動内容を網羅した内容です。ちょっとした仕掛けもあるので、スリーブの写真も含めて細かくチェックしてもらえると楽しめると思います。



今回のFVK 35thは、SWAD氏を中心に現FVKメンバーで演奏します。

Vocal:WAKA(ex. SCUMBAG, DREAD YANKEES)

Bass:SWAD

Guitar:NAECHAN(ex. JANKY)

Guitar:HIRANO(ex. BATTLE ATTACKER)

Drums:RAWTER(DE-CULTURES)

Binghi:TAKEHISA(RYDEEN)

メンバーは自分以外は生粋の横須賀ハードコアシーンのメンバー達です。89年自分が在籍した時に演奏していた曲、1st、2ndの曲を練り直しTAKEHISAがパーカッションを取り入れ演奏します。35年以上ハードコアを聴いてきた自分が、ライブを見に行っても楽しめる様にイメージしてリハーサルして来たので、ハードコアファンは必ず楽しめるライブになると思います。自分がFVKに参加するのはこの企画だけです。バンドマーチャンダイズも自分が参加したからこそ作れるスケート色のアイテムもあります。今思えば、FUUDOBRAIN前でのTAKESHI SWEDENとの立ち話から始まった、2018年のEXCELジャパンツアーの江ノ島オッパーラ公演で、SWAD氏と再会した事から、この話が始まった気がします。

閲覧数:1,907回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page